多くの人が、肌について真剣に考え始めるのは、
自分の肌に悩みを持ち始める20代後半から30代にかけてのこと。
シワやたるみなど、実感できるトラブルがあってからです。
でも肌のことって、今まで思っていたことと正しいことが違うっていうこともたくさん。
自分の肌のことをよく知れば、
なぜその化粧品を選ぶのか?どの部分にどのように効くのか?が
よく分かるようになります。
化粧品に書いてある、「〇〇に効く!」という言葉だけでなく、
年齢に勝つきれいな肌にするためには、肌のしくみを知っておきましょう^^
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あなたの肌はどうなってる?肌のしくみ
肌は大きく分けて「表皮」と「真皮」に分かれます。
表皮の下に、真皮があります。
まず表皮は、肌の一番表面にある部分。
一番上が角層で、一番下の真皮との境目が基底層です。
真皮は表皮の下にあり、
コラーゲンやエラスチンなどの繊維状になった成分と
ヒアルロン酸というゼリー状の成分で成り立っています。
表皮ってどんなもの?本当の役割とは
表皮で行われているのは、ターンオーバー。
ターンオーバーについて詳しくはこちらをどうぞ。
→→肌の新陳代謝が悪いとどうなる?ターンオーバーを早める方法とは
基底層で生み出された新たな表皮細胞がだんだん上に押し上げられ、
やがて死んだ細胞である角質細胞に変わっていきます。
そして老廃物(垢)となって剥げていくのがターンオーバー。
肌が絶えず入れ替わることで、健康な肌や潤いが保たれます。
角質層
皮膚の一番外側で、外気に晒されている部分。
厚さはわずか0.02ミリほどしかありません。
角質層は何層にも重なって肌を外部刺激から守り、水分が蒸発しないように守ります。
皮膚をかきむしったり、洗い過ぎたり、刺激の強いものを使ったりすると、
角質が傷つくからしてはダメ!と言われるのはこのためです。
角質は一番強い刺激から肌を守っているので、
傷つけることで機能が低下すると、一気に肌トラブルが出てきてしまいます。
表皮細胞(角質細胞)
表皮細胞は角化して角質細胞になる前の行きた細胞のこと。
基底層で押し上げられた細胞が、層になっています。
外的刺激を神経に伝えたり、アレルギー反応を起こしたりします。
別名「生きた臓器」です。
基底層
基底層では基底膜を通して、真皮にある血管から栄養や酸素を受け取ります。
そして細胞分裂によって表皮細胞を生み出します。
そして基底層には、
紫外線に反応してメラニンを作り出すメラノサイトもあります。
真皮は何でできてる?成分と役割
真皮の主成分はコラーゲン。
コラーゲンは弾力のある成分で真皮の中を網目状に存在していて、
それをエラスチンという別の繊維が支えています。
網目になっているのがコラーゲン。
白い部分がヒアルロン酸で、茶色い丸い部分が線維芽細胞。
緑色の部分がエラスチンです。
コラーゲン
膠原線維とも呼ばれるもので、真皮の約70%を占めています。
コラーゲンは古くなると分解され、新たなコラーゲンが作られます。
ですが著しく量が減少していまうと肌の弾力が失われていきます。
これがシワやたるみの原因に。
ヒアルロン酸
ゼリー状の成分で、コラーゲンやエラスチンの隙間を埋めています。
保湿力が高いので、化粧品に配合されることも多いです。
ですが化粧水として使った場合、
ヒアルロン酸が浸透するのは表皮までで、真皮のヒアルロン酸には届きません。
エラスチン
真皮の約5%を占める部分。
コラーゲンと同様に、弾力のある成分です。
ところどころでコラーゲン同士を繋ぐ役割をしていて、肌の弾力を保っています。
線維芽細胞
ところどころに存在していて、
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り出す働きをしています。
肌のしくみから考える、肌に必要なこと
例えば角層は肌を一番外で守っているので、傷つけるのはご法度です。
とても薄い細胞なので、
毎日の顔の洗い方、クレンジングの成分など、刺激になることは避けなければいけません。
基底層では、ターンオーバーの新たな細胞を作ります。
それには真皮から送られる栄養素や酸素が必要。
そもそも栄養がなければ、ターンオーバーは行われず肌は老化するしかありません。
食事の大切さはここでも発揮されます。
コラーゲンは肌の弾力を支えているもの。
シワやたるみの症状があるのであれば、コラーゲンに着目しないといけません。
漠然と、「この症状にはこれがいいらしい」というよりも、
肌がどうなっていて、ここがダメだとこうなるというのが分かっていると、
普段のスキンケアや化粧品選びが変わってきます^^
間違ったスキンケアの方法で肌を自分で老化させていませんか?
正しいと思ってたあの方法は、実はNGです。
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このやり方は間違ったスキンケア方法!手順別のやっちゃいけないこと
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