エイジングケアをするためには、
肌のことを正しく知ることが大切。
なぜってそれは、「なんとなく正しいと思ってしていること」が
本当に肌にとっていいことではない場合もあるから。
無意味な肌のお手入れは、時間の無駄です。
それくらいならきっと、ゆっくりとお茶を飲んでリラックスするほうが
よっぽど精神衛生上、いいはずです。
肌のことかぁ…
そりゃ知っといたほうがいいんだろうけど……
(そんなにヒマじゃないし。)
肌の仕組みって、そんなに難しいものじゃありません。
専門的な知識なんて必要ないし、知っておきたいのは
「何がダメで」「どうすれば良いのか」だけ。
そのためにちょこっとだけ学んでおきましょう。
正しいエイジングケアをしよう!肌の仕組み
肌の表面はこんなふうになっています。
一番上が角層、その下が角質細胞、そして基底層。
専門的にはもっといろいろあるのだと思いますが。
角層はおにぎりに巻いたラップのようなもの。
バイキンがつかないようにしたり、乾燥したりしないようにしてくれます。
そして基底層では表皮細胞が生まれます。
この3つの表皮が、肌の防御壁のようになっています。
そしてこの表皮の下、基底層の下には真皮が。
「真皮まで届く~」なんていう化粧品の謳い文句もありますよね。
あの「真皮」です。
真皮の役割は、肌に弾力を持たせて栄養と酸素を
肌の隅々にまで行き渡らせることです。
真皮の構成は
●コラーゲン
●エラスチン ●ヒアルロン酸 |
コラーゲンの役割
コラーゲンは水分を除いた、真皮の約70%を占める主要成分。
コラーゲン、女性の大好物ですよね^^
真皮の中で網目状になっていて、肌の弾力を作り出します。
女性の年齢肌の天敵であるシワやたるみは
コラーゲンの減少や変形が原因になっていることがほとんどです。
エラスチンの役割
エラスチンは網目状になったコラーゲンをつなぐ役割をしています。
ところどころを、糸でつないでいるみたいに。
このエラスチン、残念ながら年齢とともに減少していきます。
それも、シワやたるみが増える原因にもなっています。
ヒアルロン酸の役割
コラーゲンとエラスチンの隙間を埋めている、
ゼリー状の組織。
真皮を安定して保ってくれる、心強い味方です。
化粧品などで保湿成分として使われているように、
保湿効果が高いことで有名。
うー…ん。。
肌の仕組みは分かったわ、表皮と真皮の二重構造ね。
でもそれが、なんでこんなにたるんだりしちゃうわけ?
これが年齢肌の敵!肌に悪いものを知ろう!
さてさて。
今までご説明した肌の仕組み。
それが崩れたり壊れたりしてしまうことで生まれる、シワやたるみ、シミ。
「どうしてこんなふうになっちゃうの?!」
の原因を探ってみましょう。
紫外線
肌の老化を生み出す原因の多くを占める紫外線。
「光老化」なんていう言葉もあるくらい、エイジングケアの天敵です。
紫外線は真皮まで到達してしまい、
肌の弾力を保ってくれているコラーゲンを破壊してしまいます。
例えば、スーパーで売られているお肉のパック。
子どもがグニッと指で押してしまうと、
ラップごと、中のお肉もグニッとへこんでしまいますよね。
それと同じことが肌でも起きてしまいます。
子どもの力強い指は、絶え間なく降っている紫外線。
グニッとヘコまされているのは、あなたの肌細胞。
こうしてたるみやシワができてしまいます。
そして何度も紫外線を浴びているうちに、
肌の中ではメラニンの数が増え、その結果シミになることも。
紫外線による肌の老化対策についてはこちらからどうぞ。
活性酸素
活性酸素は、体を錆びつかせてしまう悪いやつ。
本当に本当に悪いやつです。
活性酸素が体の中で発生すると、細胞を傷つけ肌の老化が加速します。
活性酸素を生み出す主な原因は
●紫外線
●食生活 ●ストレス ●喫煙 |
などなど。
でもこれって、すべてを避けて生きていくのは不可能。
だって紫外線もストレスも、日常生活では仕方ないこともあります。
でも実は、元々人間には、活性酵素に対抗するしくみがあるんですね。
それが「抗酸化力」というもの。
しかしこの「抗酸化力」も、30代以降は減少していきます。
だからこそ、
活性酸素をできるだけ避けつつ、抗酸化力を高めることが大切です。
抗酸化力の高め方についてはこちらからどうぞ。
肌への過度な刺激
「肌をパンパンと叩きながら化粧水をつける」のがいいと聞いたり
「顔を洗いすぎるのは良くない」と聞いたり。
人によって言うことが違って、どっちなの?状態に。
でもやっぱり、
「こすりすぎ」「たたきすぎ」「合わない化粧品の多用」は
肌を痛めつけているだけ。
こうした肌へのダメージは炎症につながり、
それが慢性的なものになればそれだけ、肌は衰えていきます。
血行不良
肌を健康的な状態に保つためには、
肌に酸素や栄養素をきちんと送ってあげることが必要。
そしてその役目が血管です。
血行が悪くなると、結果的に肌にも悪影響が。
年齢とともに血管も衰えていき、血行が悪くなっていきます。
それを加速させるのが
●喫煙
●運動不足
●不規則な生活
●体を冷やしたり冷たいものの摂取しすぎ
など。
生活習慣をもう一度見なおしてみましょう。
ポイント…
●肌の構造は「表皮」「真皮」の二重構造
●エイジングケアには、生活習慣そのものも関係している
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