スキンケア化粧品に興味を持ち始めると気になってくる美容成分。
購入する前に化粧品パッケージの成分表示を見て…という方も
とっても多くなってきたのではないでしょうか。
セラミドやヒアルロン酸など、わかりやすい成分はいいんですが、
化粧品成分の中には、分かりにくいものって多いですよね。
その典型例が、「似通っている名称」の成分。
どんなふうに読み解けばいいか、まとめてみました。
[adsense]
似ている名前の美容成分、何が違う?
例えば「グリセリン」と「ジグリセリン」
名前は似ているけれど、成分表示では別々に記載されています。
この違いは、
成分の構造がいくつの分子数で構成されているか、です。
分子の数え方はギリシャ語が語源になっていて、
その成分の分子量によって、成分名の頭にその数がついています。
1 → モノ
2 → ジ
3 → トリ
4 → テトラ
5 → ペンタ
6 → ヘキサ
どうでしょう、聞いたことのある言葉も多いですよね。
化粧品の成分にはよく使われている言葉です。
似ている成分の読み解き方 実例1
では、「シクロペンタシロキサン」と「シクロヘキサシロキサン」を例に。
まず、「シクロ」というのは「環状」という意味があります。
シクロ → 環状
ペンタ → 5個
シロキサン
これは、シロキサンが5つ、環状に連なっていることを意味しています。
シクロ → 環状
ヘキサ → 6個
シロキサン
こちらは、シロキサンが6つ、環状に連なっていることを意味しています。
似ている成分の読み解き方 実例2
次は「ジステアリン酸スクロース」と「トリステアリン酸スクロース」
こちらは頭文字の「ジ」と「トリ」が違うだけなので簡単です。
ジ ステアリン酸 スクロース
↓
2個
これはステアリン酸2個が、スクロース一個に結合していることを意味しています。
トリ ステアリン酸 スクロース
↓
3個
これはステアリン酸3つが、スクロース一個に結合していることを意味しています。
数え方さえわかれば似ている成分名を知るのは簡単
一つずつ見ていくと、分子の数え方さえわかれば、
似ている成分名の違いってとっても分かりやすいんじゃないでしょうか?
基本となる成分は同じで、結合している分子の数などが違うというだけ。
・敏感肌で、避けたい成分がある場合
・使いたくない成分がある場合
何が違うんだろうと敬遠せずに、ぜひ数え方表を見ていただければです。
コメント