カルボマーと同じく、とろみや固さを調節する増粘剤の一種であるペクチン。
化粧品に配合される成分としてはあまり聞き馴染みがありませんが、
どんな成分なのか調べてみました。
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ペクチンってどんな成分?カルボマーに比べると劣化しやすい
カルボマーが合成ポリマーである一方で、
ペクチンは天然由来のポリマーの代表格です。
水のとろみを与える成分。
柑橘類の皮などから抽出されて作られる、多糖類です。
☆多糖類とは☆
ブドウ糖やソルビトール、キシリトール、果糖などが結合して、
ヒモ状の大きな分子になったもの。
それほど大きくないものは「オリゴ糖」と呼ばれます。
何を原料にして作られているかのもよりますが、
ペクチンとカルシウムを合わせることで、硬めのゲルを作ることができます。
多糖類だからこその、化粧品としての欠点
ペクチンは、ジャムやゼリーを作るときに使われるほど、
低刺激で安全性の高い成分です。
ですがその一方で、微生物の栄養にもなる成分なので、劣化しやすいというデメリットも。
これが化粧品にはあまり配合されていない理由です。
ペクチンが配合されている化粧品をもし使うことがあれば、
早めに使い切ること、保管方法を指定通りにきっちりと行うこと、
これらを守りながら使うようにしましょう。
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