特に30代を過ぎてからの、肌のうるおいの鍵になるのがセラミド。
セラミドについてはこちらでも紹介している通り。
顔にできてしまったシワやたるみ、そして乾燥肌。
肌のうるおいを取り戻したいとき、
つい化粧水を多めにつけることで改善できると思ってしまいがちですが、
正しくは「水を肌に入れる」のではなく「保湿効果のある成分を肌に入れてあげる」こと。
その代表がセラミドです。
じゃあ、なぜ肌にうるおいを与えるのにセラミドがいいのか?
そこらへんを詳しく見てみましょう。
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水分不足の肌にはセラミド!それってどうして?の理由
まず、肌の表面はこんな形。
セラミドがあるのは角層部分。
角層だけを拡大するとこんなふうになります。
見ると分かる通り、
角層はレンガとセメントのように四角い部分とそれ以外の部分があります。
この四角いレンガの部分が角質細胞。
セメント部分が細胞間脂質と呼ばれていて、セラミドもこの中に分類されます。
この細胞間脂質が、角質同士を結びつけてシャキッと立たせてくれています。
細胞間脂質は、いろいろな脂質が混ざり合ってできています。
約60%が「スフィンゴ酸」や「遊離脂肪酸」など。
スフィンゴ酸は化粧品にもよく配合されている成分ですね^^
そして残りの約40%をセラミドが占めています。
なんと1つで4割も…!!重要性が分かります(ΦωΦ)フフフ…
細胞間脂質が少なくなると、角質に隙間ができてしまい、
そこから「水分が逃げる」「外部刺激が入り込む」
つまりは乾燥肌や敏感肌の原因にもなってしまうんですね。
細胞間脂質の多くの割合を占めるセラミド。
セラミドがなくなってしまうと、肌が水分をキープすることができなくなります。
でもでも、
セラミドだって人間の体の中で作られていってるんでしょ?
肌の代謝と一緒で、新しく作られるんじゃないの?
セラミドが肌で作られるしくみ
基底層で生まれた表皮細胞は、ターンオーバーで角質細胞に変わります。
その間、約4週間。
この間にセラミドは細胞の中で熟成して、合成されていきます。
そして角質細胞に変わるときに、セラミドは細胞の外に出ていき、
セメントとしての役割を担うことになります。
ただ年齢を重ねると、肌のターンオーバーの周期が遅くなり、
セラミドの合成力も弱くなってしまいます。
つまりは、セラミドを生み出す力が低下していってしまうんですね。
歳を取ると肌が乾燥しやすくなるのはそのため。
セラミドは「水分を保持する力」を持っているもの。
保持する力がなくなってしまうと、どれだけ水分を肌に入れても意味がありません。
だからこそ、30代からのセラミドが少なくなり始める時期からは
少なくなったセラミドを肌に取り入れてあげることが大切です。
セラミド化粧品はどうやって選ぶ?間違わないポイント
でもさぁ、セラミドって書いてある化粧品ってけっこうあるよね。
書いてあるやつならなんでもいいのかな?
どれを選べば良いのかサッパリだわ(´・ω・`)
化粧品には好みの使用感もありますし、
「これがいい!」と勧められたのがその人にとって最良かどうかは分かりません。
でも、「こういう選び方はダメ!」っていうのは
けっこう当てはまることが多いんですよね。
だからNGな選び方をいくつか上げてみましょう。
セラミド+数字が書いてある化粧品を選ぼう
「セラミド2」や「セラミド3」など。
化粧品の成分表示を見ていると「セラミド+数字」が書かれているのを発見できるはず。
セラミド化粧品を選ぶときにはこんなふうに
セラミド+数字が書かれているものを選びましょう。
番号がついているセラミドは、「ヒト型セラミド」と呼ばれているもの。
最も保湿成分が高く刺激の少ないセラミドです。
他にも「擬似セラミド」「天然セラミド」「植物性セラミド」などありますが、
どれも効果はヒト型セラミドよりは劣ります。
「セラミド配合」でも水っぽいものは選ばない
セラミドは脂質なので、水には溶けません。
だから化粧水や水っぽい美容液には、多く配合することができないんですね。
どうせセラミド配合化粧品を選ぶなら、やっぱり高配合のものを使いたいもの。
できるだけ乳化タイプのもったりとした感じの美容液などを使ってみてください。
セラミド原液で手作りコスメ、はハードル高め
薬局に行くと売られている「セラミド原液」
元々セラミド化粧品ってとても高いので、できれば手作りで…
なんて思ってしまいますが。
売られているセラミド原液はセラミドそのものではなく、
化粧品にする前のエキスのようなもの。
原液を肌に浸透しやすいように安定化させて、加工させなければいけない場合も。
その商品についての正しい知識があるのであれば別ですが、
そうでないなら「良いセラミド化粧品」を買うことに注力したほうがいいかもです。
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