かかとの裏がガサガサする……
洗い物をするたびに指先がピリピリする……
大人になってからのほうがこういう、肌のトラブルって多いんですよね。
化粧水や美容液の、いわゆる「スキンケア化粧品」では解決できそうにない肌トラブル。
うむ。わりと切実である。
そこで『ファムズベビー』を試してみました！ガチ口コミです。
ファムズベビーって何？特徴をまとめてみる
このファムズベビー、聖路加病院とか調剤薬局での取扱がある商品です。
なんていうかこう、権威がありそうな場所で取り扱われてるんですよね。
そんなファムズベビーの特徴は大まかに言っちゃうと1つ。
「皮膚にバリアの層を作る」
皮膚に水分や油分を与えるのではなく、肌荒れの原因をブロックする、
バリア層を作ります。
引用：ファムズベビー商品パンフレット
「えー？！水分も油分もないなら、大人が使う意味なくない？！」
思いますね？えぇ、思いますとも。
ファムズベビーは元々、赤ちゃん向けに作られている商品。（だと思う）
絶え間なく出るよだれや、アゴについたままの食べこぼし。
そういう外部刺激から肌を守る。って言うなら分かる。
（´-`）.｡oO（大人だからさ、よだれなんて流さないっすよ。食べこぼさないっすよ。肌荒れなだけっす。）
という方こそ、実はがっつりファムズベビー層なんですよ。
大人に肌バリアが必要な理由。肌トラブルは事前に予防するべき
大人が肌トラブルになる大きな原因の1つが乾燥です。
これは体感レベルでも気持ちのいいものじゃないですが、
それ以上に、「乾燥がすすむと外部刺激に過剰に反応してしまう」という最大の難点が。
肌はこんなふうに、主に表皮と真皮から成り立っています。
水分を保持しているのは主に角質層なんですが、その水分が減ってしまうとこんなふうに。
表面が毛羽立ってバサバサした状態になります。
これはいわば
「水分は逃げてくー。外からの刺激はどんどん入ってくー。」な状態。
これによって出てくるのが、「敏感肌」であり「肌荒れ」なわけですね。
こういう症状に対して対処療法的に使用するのが、薬でありスキンケア化粧品です。
それはそれでとっても大切で、私みたいな年齢ではマストな存在なんですが、
ファムズベビーが決定的に違う点は、「事前に防ごうぜ」というところなんですね。
スキンケアもきちんとしてるし、保湿もしてるのに肌トラブルがある。
それってもしかすると、保湿をしても水分が逃げていってる。
保護する機能が弱くなって、外部刺激ウェルカム！になってる。
そういう「バリア機能」が弱くなってるかもですよね。
ファムズベビーの配合成分
さてさて、では
長時間の保護を目的とした全身に使えるバリアケア製品を
国内で唯一、製品として提供
引用：ファムズベビー商品パンフレット
しているファムズベビー。
配合成分はどんな感じなんでしょうか。
水、LPG、ステアリン酸、ジメチコン、グリセリン、PVP、TEA、セタノール、トリ（カプリル酸/カプリン酸）、グリセリル、ラウレス-2、ラウレス-21、酢酸トコフェロール、フェノキシエタノール
一部をもう少し詳しく。
LPG
液化ガス。
ムーズ状の泡を作るために配合されている成分。
ステアリン酸
天然油脂を加水分解することで得られる油剤。
カプリル酸/カプリン酸
ココナッツオイルに含まれている成分で、母乳にも含まれる安全性が高いと言われている成分。
抗菌作用もある。
ファムズベビーを大人が実際に使ってみた！使用感や効果など
ファムズベビーはその商品特性が「皮膚バリア機能を高める」ことにあるので、
用途が本当にとっっっても多いんですよね。
なんせ、赤ちゃんのお尻などのデリケート部分にも使えるくらいなので、
「皮膚と名のつく場所ならどこでも使える」ってくらいに多岐です。
しかも、一度付けると効果が8時間持続するという。
今回は
・化粧下地として
・かかとのガサガサ対策として
・手の主婦湿疹対策として
という感じで使ってみました。
ファムズベビーの使用感
ではまず、ファムズベビーの使用感から。
ファムズベビーは泡というか、ムース状で出てきます。
これでだいたい半プッシュ量くらいです。
液だれしないので塗りやすくはあるんですが、思った以上に伸びるので、
最初は量の調節が難しいです。
ムース状のものって、出してからブワって膨らみますしね。
少しバラけさせても、泡がすぐにへたることがありません。
もう少しごちゃごちゃいじってみるとこんな感じに。
泡自体は細かいんですが、馴染ませていくとわりと荒い泡に。
これ、気にならない人は全く気にならないかもしれないですけど、
ここまで馴染ましたときに、泡が弾けるような「パリパリ」とした感触になります。
私、冬は特に少し肌が敏感になるので、「あれ？刺激が強い？」と思っちゃったという。
しみるように感じてしまう場合は、スキンケアをしっかりしてから使うと緩和します。（私は）
実際に肌につけてみるとこんなふうになります。
「ファムズベビー自体に保湿成分はない」とはいうものの、
かなりしっとりしますし、キメが整っている気もします。
若干、匂いが残るんですが鼻を近づけると分かる程度です。
化粧下地として使ってみる
最初に、化粧下地として使ってみました。
使う順序は、「化粧水などのスキンケア→ファムズベビー→メイク」の順で。
化粧ノリや化粧崩れなどに効果があるようには感じませんでしたが、
日中の乾燥したカサカサ引っ張られるような感じが、ほとんどなくなりました。
ただ、顔には塗りづらい！
なんせ、泡がすぐに液体っぽくなるわけじゃないので、髪に泡がついたりします。
かかとのガサガサに使ってみた
これはですね、良いです。
予備知識ですが（なんだ）、私のかかと、かなりガサガサなんですよ。
ほっとくと割れます。タイツも引っかかります。
そんなガサガサを画像でお見せするので、嫌な方はUターンしてください。
↓
こちら、ガサガサレベルとしてはかなり低いときのかかとです。
でも非常に汚いですね。見せられません。
それを、保湿クリームを塗ってファムズベビーを塗って1週間。
どうでしょうか。
赤みがかなり引いて、「キレイじゃないけど、そこまで不快じゃない」くらいになってます。
何といっても、ストッキングが引っかからなくなりました。
良いです。
主婦の手湿疹に使ってみた
辛いですね、主婦湿疹。
洗い物をするたびに痛いですし、顔を洗うだけでもピリピリします。
さて、そんな私の手ですが、こちら。
このときは超軽度の主婦湿疹です。中指辺り。
指先は皮膚の感じが変わってしまっていて、
少し見える傷が広がっていく…というのが、私の悪化パターンです。
んで、ファムズベビーの効果はどれほどなんだい？！と。
ファムズベビーをつけてから、ゴム手袋をせずに洗い物をするという暴挙に出てみました。
通常なら、翌日には水疱らしきものができて、かゆくてたまらなくなるはず！
だいたい1週間くらい「ファムズあり、ゴム手なし」の生活をしてみました手がこちら。
悪化していない……！
ちょっと光の関係で分かりにくいですが、ささくれや指先の赤みが弱まってます。
私ゴム手袋なしでもイケるじゃーん♪
これはですね、非常に良いです。
大人が使うファムズベビーのまとめ
「肌を保護する」という役割のものなら、有名なのはワセリンです。
使い方はワセリンのように「外の刺激から守る」製品としてお使いください。
引用：ファムズベビーパンフレット
ただ、ワセリンのようにベタつきはないですし、肌のキメが整います。
「刺激から守る」「潤いを逃がさないようにする」というだけで、
ここまで違うのか！という。
個人差はあるんでしょうけど、それでも私は今のところゴム手袋なし生活ですし、
かかとでストッキングが電線しちゃうこともありません。
子どもがいる方なら、一緒に使ってしまえますし、
かかとや肘、主婦湿疹や日中の肌の乾燥などなど、
「今のスキンケアでは、どうにも良くならない」という肌トラブルがある方。
ぜひぜひお試しください。
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