肌の乾燥が気になると、最初に考えるのが化粧品チェンジ。
乾燥に効果のある美容成分が入った化粧品や、肌の水分を保持する化粧品など。
直接肌につけるものなので、選び方さえ間違わなければ、
「乾燥対策」としての効果は出ることが多いです。
でもそんな化粧品の影に隠れていて、手を出すのが少し面倒なもの。
それが「食事」ではないでしょうか。
食事を変えることは長期的に見れば効果的ですが、即効性のないもの。
そうなると、なかなか重い腰が上がらず…なんてこともあるのではないでしょうか。
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潤った肌は食事から!乾燥肌対策に食事が効果アリな理由
肌の潤いは、
・皮脂膜 2~3%
・天然保湿因子 17~18%
・セラミド 80%
の割合で守っていると言われています。
ここで注目したいのは、「天然保湿因子」と「セラミド」
この2つは、食事から取り入れる必要のあるものなんですね。
例えば「天然保湿因子」
材料はたんぱく質を構成しているアミノ酸です。
→→アミノ酸スコアって何?美肌のための食事にはたんぱく質が必要な理由
次に「セラミド」材料となるのは必須脂肪酸です。
このふたつを合わせて、約97%。
肌の潤いの約97%が、食事から成り立っていると言っても過言ではありません。
そしてたんぱく質や必須脂肪酸を吸収しやすくするのがシンバイオティクス。
シンバイオティクスとは…
乳酸菌である「プロバイオティクス」と、
食物繊維・オリゴ糖である「プレバイオティクス」を合わせたものです。
つまり乾燥肌対策に効果のある食事は、
「たんぱく質(アミノ酸)」「必須脂肪酸」「シンバイオティクス」をバランスよくとること。
乾燥肌対策の食事、どんなものを食べたらいい?
乾燥に効果のある食材の、代表的なものはこちら。
アボガド
美肌を作る食材の代表格です。
必須脂肪酸を豊富に含んでいて、ビタミンAの先駆体であるカロテンの吸収を高めます。
食物繊維もとても豊富。
くるみ
なかなか、普段の生活の中では食べづらい食材ですが、
肌の炎症を抑制する「オメガ3脂肪酸」と「ビオチン」を含みます。
サーモン
サーモンの別名は「食べる美容液」
アミノ酸と必須脂肪酸を、両方豊富に含んでいます。
みそ
手軽に取れる食材の1つ。
肌の保温力が高まり、化粧ノリが良くなることも。
牡蠣
総合的な栄養素が豊富に含まれる食材。
美しい肌や爪、髪の材料に生る亜鉛が多く含まれています。
パプリカ
パプリカのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴的。
特に栄養素が高いのはオレンジ色のパプリカです。
納豆
システインという、シミを防ぐ効果のある成分が含まれています。
ただの大豆よりも、発酵によってさらに栄養素がアップ。
高野豆腐
豆腐には、セラミドの元になる必須脂肪酸を含まれています。
高野豆腐の栄養素は、絹ごし豆腐の約10倍。
特に栄養素の高い食材です。
ココア
ココアには食物繊維や亜鉛を含んでいて、抗酸化力の強い食品。
豆乳やミルクを入れると、一緒にたんぱく質も取れちゃいます。
毎日のコーヒーを、一度だけでもココアに変えてみて。
体の外からだけでなく内側から乾燥対策をしよう
体の外側からのケアは、分かりやすいしやる気もMAX。
ですが、体の内側からの長期的なケアはやる気が続かなくなるし、
なんとなく効果が見えないとやめちゃいたくなることも…
自分が好きなもの、普段の食生活に組み入れやすいものをいくつか選んで、
負担にならないように続けられることが一番です。
納豆やココア、アボガドなどは比較的食べやすい食材です。
無理せずに乾燥肌に効果のある食べ物を食べる回数を増やしてみてください。
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