美容に気を使っている人は、食事にもこだわっているという方は多いです。
オーガニック志向な方もけっこういるし、日常的にスーパーフードを摂取してる方もいます。
徹底できるほどの熱量はないものの、私もわりと食べ物には気を使ってます。
・油分の強すぎるものはできるだけ控える。
・野菜を多めにとる。
この程度ではありますが、おそらく野菜の摂取量は多い方なんじゃないかと思うんですね。
さてでは、野菜を食べる方法としてサラダは美容に良いのか?悪いのか?という。
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生野菜に美容効果はあるのか?サラダは積極的に食べるべき?食べる必要なし?
食事を作る立場の主婦としては、サラダって気軽に作れる一品なんですよね。
煮込む必要もなく、炒める必要もなく、切るだけで出来上がりっていうのは、時間がないときには特に重宝します。
切るだけでサラダにできる野菜は限られてはいるものの、食べないよりはマシだろうって思っちゃう。
さて、そんな生野菜。
(・∀・)「ナマじゃないと摂取できない栄養素があるよー」
(´・ω・`)「生野菜を食べることは無意味!」
まったく逆ってわけではないけど、違う方向を向いてるみたいな情報があるわけですよね。
うむ、こいつは困った。
でですね。
生野菜を食べることについての賛否は主に、こんな主張に基づくものかと思われます。
・火を通すことで壊れてしまう栄養素がある
加熱すると損なわれてしまうと言われている代表的な栄養素が、ビタミンC。
(他に、ビタミンB群などがあります)
ビタミンCは「若返りのビタミン」と呼ばれるほどにエイジングケアに効果的な栄養素です。
・加熱すると壊れちゃうから生野菜で食べなきゃ!→サラダ肯定
・加熱してもそれほどこわれない!→サラダ不要
とまぁこのような感じで、最大の焦点は栄養素が壊れるかどうかって点かと思われます。
ちなみにですね、基本的に生野菜は体を冷やすものです。
体を冷やすっていうのは、健康的にはもちろん美容的にも良いことではありません。
サラダに入っているレタスやきゅうりはビタミンの含有量が少ないですし、そもそも生野菜は体を冷やしてしまいます。
体が冷えると、血行不良になり、肌に栄養素が行き届かなくなるおそれがありますので、生野菜のとりすぎには注意が必要です。
引用:『正しいスキンケア事典』吉木伸子著
こちらの記事でも紹介していますが、体は温めたほうがいいよっていう話。
≫≫『温断食』を読んでみた。決めた、もしダイエットするなら私は温断食を選ぶ
ビタミンCなどの水溶性のものは加熱すると栄養素が失われるのか?
ビタミンCの別名は「アスコルビン酸」といって、化粧品などに入っている場合はこちらの名称で記載されていることも多いです。
アスコルビン酸の記事でも記載していますが、水や熱、光に対してはとても不安定で壊れやすい成分です。
で、「生野菜で摂取するべきかどうか?」というとき、問題になるのは「どの程度壊れてしまうのか?」という点ではないかと思います。
そこらへんについてカゴメでは「全部が流れてしまうわけではない」とし、
生のほうれん草が含むビタミンCを100%とすると、
茹で時間1分で残存率は74%、
2分で残存率は61%、
3分で残存率は48%、
5分で残存率は40% に減少する。
なんだ、わりと残ってるじゃんという印象。
また
ビタミンB1、ビタミンB2も茹でると多少失われますが、熱には強いためビタミンCほど残存率は低くなりません。
引用:カゴメ『野菜の栄養、茹でるとなくなるは本当?茹で野菜のメリットを紹介』
こちらの事例はほうれん草についてのものなので、他の野菜にピッタリ当てはまるというわけではありません。
ですが
・茹でる時間が長くなるのに連れて残存率は減る
・水につける時間の短縮や加熱時間の調整によって、残存率は増減する
・栄養素が壊れるといっても、全てがなくなるわけではない
・たしかに、生のほうが栄養素は多い
こういうことは、水溶性ビタミンを含有している野菜に等しく言えることなのではないかと思います。
スープにすれば栄養素が流れていても摂取できる
水溶性ビタミンが水に流れてしまいやすいとしても、スープにすれば結局は流れた栄養素ごと食べるのでいいんじゃないか?
このあたりは、作る側の手間の問題ですね。
サラダに比べてスープは、作るのに手間も時間もかかります。
サラダならぱぱっと作って食べられるのに対して、スープの場合は切って煮込んで味付けしてっていう段階が必要です。
加熱することで栄養素が増す野菜もある
水溶性ビタミンのように、加熱することで栄養素が損なわれてしまうものがある一方で、加熱することで
栄養素が増すものもあります。
代表的なものが「ファイトケミカル」
カテキンやフラボノイド、カロテンなども、ファイトケミカルの一つです。
熱を加えるとずっと効果的にファイトケミカルを摂取できます。
すなわち、野菜のファイトケミカルは熱を加えることで自然に細胞外に溶け出し、ある一定時間煮出し続けると、その効力の8~9割が煮汁に溶出します。
もちろん、その効力には強力な抗酸化作用、免疫増強作用、抗がん効果も含まれています。
人参やキャベツなど、生で食べることも多い野菜ですが、煮込むことによってファイトケミカルが摂取しやすくなるそうで。
≫≫美肌には良い食事が必須!「健康」「美しさ」どっちも得られる食べ方とは
いろんな食べ方をしたほうがいいっていうことなのかもですね。
生野菜VS温野菜。実態を知ればどちらを食べてもいいと思う件
考え方によって、生野菜が良いのか温野菜が良いのかは違います。
「体の冷えと失われる何十%かの栄養素、どちらが重要?」という話で。
個人的には、差し引きしたらどちらも同じようなものなんじゃないかっていう気もしてしまいます。
・生野菜ばかりを取りすぎないようにする
・加熱する場合は短時間にするなどの工夫をする
・スープは最強
このあたりをきちんと意識していればいいんじゃないかと。
私は基本的には、温野菜のほうが好みです。
ですがわが家の食卓にはおそらく、今後も生野菜サラダが登場します。
主婦のごはん作りの都合上、どうしても煮込めないときだってあるし、手早く一品作りたいときだってあります。
生野菜だからといって、食べないよりは食べたほうがいいじゃんって思いますし。
ただ、食べ過ぎはやめておこうと思い直すのでした。うむ。
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